昨日は防災の日でした。 9月1日は関東大震災のあった日で、前年は伊勢湾台風が猛威を振るったこともあり、防災意識を高めて教訓とするために昭和35年に制定されたそうです。もう57年前になります。
防災の日は祝日にはなっていません。でも日本は諸外国に比べて祝日がかなり多いそうです。 その祝日ですが、近年は連休になる様に移動することがありますね。実は、僕はこれには大反対なんですよ。 それぞれに由来があって祝日になっているのに勝手な都合で動かすなんて、何とも軽すぎなんだよっ!!(・・・ってそんなに興奮しなくてもいいんですが) ただ休むことだけが目的化してるし、ハッピーマンデー制度という名前も微妙。
例えば10月10日は体育の日ですね。 どうしてか?
それは、昭和39年の東京オリンピックの開会式が行われた日だからです。それを記念して国民の祝日と定めたんですね。成人の日だって敬老の日だって、それぞれ理由があってそうなってたんでしょ?
それなのにっ・・・!
もし仮りに2020年の東京オリンピックの開会式を記念して祝日を制定したとして、それを後の世代がご都合主義で勝手に移動したら…。それも今年は1日ズラすと長い連休になるからね、みたいなよく分かんない理由で動かしちゃうのって如何なものでしょうか。今の世代は戦後必死に頑張って初めてアジアにオリンピックを持ってきた人達の努力や歴史に対してやらかしちゃってるわけだけど、何にも感じないのかなあ。
経済効果も大切なのは分かる。でも心で感じるべきもっと大事なことがあると思います。例えば、ああ、何十年か前に日本中が熱狂したその日が今日なんだ、とか。 だから、年によっては長い連休でラッキー、ああ今年は飛び石連休だな、なんてことでいいじゃないですか。有給休暇というものがあるんだから、それを上手に個人が使えばいいんだもの。
大切な人の誕生日を都合よく年によって変えちゃったりしませんよ。 そういのはダメダメ。
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